Subject: <第5回S-ITワークショップのプログラムおよび参加募集>
<第5回 空間ITワークショップ>
特集:一般
第5回の空間ITワークショップのプログラムが完成いたしました
ので,皆様へお知らせいたします.
今回は,2件のチュートリアルを企画しております.最初は,
サイバーアシスト研究センターの橋田様からのご講演で,一言で言
えば,AI技術を今後整備が進む都市情報インフラの中にいかに取り
入れるか,また,そのときに,情報弱者を作らないために,どのよ
うな枠組みが必要かという内容かと思います.特に,グラウンディ
ングという考え方は,GISの今後の展開にとって1つのキー概念に
なると思います.次は,ナビットの福井様からのご講演で,皆様
ご存じの「地下鉄ののりかえ・出口案内」に代表される,女性なら
ではの“ヒトに優しい,気の利いた”交通ナビゲーションを,情報
デザインの観点から,その意義とそのビジネス展開に関してお話が
うかがえる予定です.この2つのお話しは,一見共通点が無いよう
に思えるのですが,実は,同じところへ進んでいるように思えます.
一方は,AIからヒトへのアプローチであり,もう一方は,ヒトから
AIへのアプローチとも言えます.その他,一般発表も,GISをとり
まくITの最近のホットな内容が多いです.たとえば,センサーネッ
トワーク,GIS設計論の是非,モバイルWebGISなどの話題提供が行
われます.それぞれの発表の概要は,末尾に載せてありますので,
是非参考にご欄ください.今回のワークショップでは,自由な意見
交換ができるように,議論の時間を多く取っており,会場からの
質問や意見により,形式的なお話しの裏にある真実,本音,哲学も
引き出すことができ,有意義な場を作れるのではないかと期待して
おります.
皆様,奮ってご参加いただきますようよろしくお願いいたします.
ただし,会場には広さの限界がございますので,参加申し込みは
80名程度で打ち切らせていただきます.
GIS学会 空間IT分科会 代表
有川正俊(東京大学 空間情報科学研究センター)
http://www.s-it.org/
http://www.csis.u-tokyo.ac.jp/~arikawa/s-it/
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参加ご希望の方はs-it@igis.co.jpへご返信ください.
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<第5回 空間ITワークショップ>
特 集:一般
主 催:地理情報システム学会 空間IT分科会
東京大学 空間情報科学研究センター(CSIS)
日 時:2002年11月29日(金) 10:00〜17:30
(受付は,9:30より開始いたします.)
会場: 東京大学 駒場リサーチキャンパス
先端科学技術研究センター 13号館 講堂(3F)
住所: 東京都目黒区駒場4-6-1
会場案内:
● 小田急線/営団地下鉄千代田線 東北沢駅より徒歩7分
代々木上原駅より徒歩12分
(東北沢は小田急線普通のみ停車)
● 井の頭線 駒場東大前駅より徒歩10分,池の上駅より徒歩10分
(両駅とも急行は止まりません)
地図: http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/map/map-j.html#access
参加費:無料 ただし,予稿集代2000円,申し受けます.
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[プログラム]
<セッション1:一般講演[10:00-12:30]>
10:00-10:30 <SIT02-1-1>
「分散センサデータの視覚化のためのインクリメンタルな空間統合システム」[論文][発表資料]
○白石 陽,安西 祐一郎(慶應大)
10:30-11:00 <SIT02-1-2>
「空間データ流通におけるカタログサービスの利用性について」[論文]
○平沼 茂,増田 伸夫(ベーシックエンジニアリング)
11:00-11:30 <SIT02-1-3>
「XML形式で表現した地物情報を中核とした統合型GISアーキテクチャの設計」[論文][発表資料]
平良 洋樹, ○贄 良則(ジャスミンソフト)
11:30-12:00 <SIT02-1-4>
「GIS開発における,モデル駆動型アーキテクチャアプローチの可能性と限界」[論文][発表資料]
○田中 光穂,中井 章文(NTTデータ)
12:00-12:30 議論およびまとめ
12:30-13:30 お昼休み
<セッション2:一般講演とチュートリアル[13:30-15:50]>
13:30-14:00 <SIT02-1-5>
「ネットワーク透過の地物情報の共有手法 - WebGISと無線モバイルGISターミナルの連動 -」[論文][発表資料]
滝野 修一,岡本 茂明,○武元 伸夫(ドーン)
14:00-14:30 <SIT02-1-6>
「都市計画・まちづくり支援のためのGIS」[論文][発表資料]
寺木 彰浩(建築研究所)
14:30-14:45 議論およびまとめ
14:45-15:35[チュートリアル]<SIT02-1-7>
「サイバーアシスト ― 空間と言語の意味論に向けて」[発表資料]
橋田 浩一(産業技術総合研究所)
15:35-15:50 議論およびまとめ
15:50-16:00 休憩
<セッション3:チュートリアル[16:00-17:10]>
16:00-16:50[チュートリアル]<SIT02-1-8>
「マンナビの先端サービスと今後の展開」[発表資料]
福井泰代(ナビット)
16:50-17:05 議論およびまとめ
17:05-17:10 全体のまとめとあいさつ
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SIG-SIT事務局: 株式会社 インターネット・ジーアイエス
メール送付先 :s-it@igis.co.jp
事務局連絡先:
担当 :谷山,仲谷(株式会社 インターネット・ジーアイエス)
e-mail:taniyama@igis.co.jp, nakatani@igis.co.jp
TEL. 03-3526-4117, FAX. 03-3526-4118
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講演概要:
10:00-10:30 <SIT02-1-1>
「分散センサデータの視覚化のためのインクリメンタルな空間統合システム」
○白石 陽,安西 祐一郎(慶應義塾大学 理工学部 情報工学科)
概要:ネットワークを介して広域の環境情報を示すセンサデータを収集し,
それらのセンサデータをインクリメンタルに空間データと統合し表示す
るシステムを提案する.本システムは,複数のデータサーバからセンサ
データを収集し,統合のための空間データをネットワークを介して取得
する.センサデータと空間データは,XMLを用いて表現され,そのXML記
述に含まれる位置情報に基づいて統合処理が行われる.
10:30-11:00 <SIT02-1-2>
「空間データ流通におけるカタログサービスの利用性について」
○平沼 茂,増田 伸夫((株)ベーシックエンジニアリング
システムソリューション事業部)
概要:GIS普及の障害が地図データの不足が強調され,多くの施策やユー
ザの努力により改善の方向にありながらも障害感はぬぐえない状況にあ
る.業務の中でのデータ利用はGISデータに限らず,かつ,多くの形態,
様式に対応しなければ成らない仕組みとなっている.この現状を踏まえ,
GISデータの共有を超えたデータ流通の仕組みが必要であり,空間情報
に適合したカタログサービスの概念を提示します.
11:00-11:30 <SIT02-1-3>
「XML形式で表現した地物情報を中核とした統合型GISアーキテクチャの設計」
平良 洋樹, ○ 贄 良則((株)ジャスミンソフト)
概要:平成13年に総務省が公開した統合型GISに関する整備指針においては,
共用空間データとクリアリングハウスを活用したシステム構築が提唱さ
れている.本論では,同整備指針に基づきつつ,XML形式で表現した地物
情報の整備と運用をシームレスに行うことを主眼にした統合型GISアーキ
テクチャを設計するとともに,開発した地物格納データベースの性能評
価を行った結果を示すものである.
11:30-12:00 <SIT02-1-4>
「GIS開発における,モデル駆動型アーキテクチャアプローチの可能性と限界」
○田中 光穂,中井 章文((株)NTTデータ GISソリューション開発担当)
概要:最近のソフトウェアの開発手法は,以前に増してモデリング中心の
指向性を示している.実装プラットホーム非依存の堅牢なソフトウェア
モデルは,20年後も動くソフトウェアを実現するはずだという"信念"の
元,事実OpenGISやISO19100によるGISでの標準化のアプローチも,モデ
ル構築を中心に進められている.一方,現状のGISの実装に目を向ける
と,実際にはモデル中心の手法はそれほど浸透しているようには見受け
られない.そこで本稿ではGIS開発におけるモデル中心のアプローチに
注目し,現実のGIS事情との乖離点や,GISの背後に潜む"モデル"につい
ての検証を行いたい.
13:30-14:00 <SIT02-1-5>
「ネットワーク透過の地物情報の共有手法
- WebGISと無線モバイルGISターミナルの連動 -」
滝野 修一,岡本 茂明,○武元 伸夫((株)ドーン)
概要:モバイルGISの利用のひとつに『現地でのデータ入力』が挙げられま
す.このような業務では,通信できない場所での作業や,入力データの
保護が要求されます.そこで,通信事情の悪い場所では端末のみで操作
でき,また,通信が可能な場合はリアルタイムで情報共有する『無線モ
バイルGIS』を開発しました.サーバ上の『地物データベース』と『Web
GIS』,『無線モバイルGIS』の3者間で『地物データ』の共有し,業務支
援を行う事例を紹介します.
14:00-14:30 <SIT02-1-6>
「都市計画・まちづくり支援のためのGIS」
寺木 彰浩(建築研究所 住宅・都市研究グループ)
概要:都市計画・まちづくりへの GIS の導入は古くから進められてきたが,
いまだ普及が進んでいるとはいえない.計画策定支援へのGISの活用が難
しいことが理由の一つである.本報告は,それを基礎自治体へのアンケー
ト結果から裏づけ,ケーススタディからGISをこの分野における計画策定
に効果的に活用するために求められる要件について,具体的に検討を行う
ものである.特に,「時空間GIS」「4次元GIS」等と呼ばれる時間的デー
タを考慮したシステムでも,計画策定支援には不十分であることについて
論じたい.
14:45-15:35[チュートリアル]<SIT02-1-7>
「サイバーアシスト ― 空間と言語の意味論に向けて」
橋田 浩一(産業技術総合研究所 サイバーアシスト研究センター)
<http://www.carc.aist.go.jp/>
概要:サイバーアシスト研究センターでは,生活者に対するさまざまな情報
支援を実現するため,社会情報インフラに基づくグラウンディング(デジ
タル情報と人間の生活世界を結び付けること)の技術を研究開発している.
この社会情報インフラは,位置に基づく通信および情報コンテンツの意味
構造化という2つの基盤技術からなる.各技術とその応用について紹介し,
さらにこれらの技術を統合する一般的なアーキテクチャに関する展望を論
ずる.
ご略歴:1981年東京大学理学部情報科学科卒業.1986年同大学院理学系研究
科博士課程修了.理学博士.同年,電子技術総合研究所入所.1988年から
1992年まで(財)新世代コンピュータ技術開発機構に出向.2001年より産業
技術総合研究所サイバーアシスト研究センター副研究センター長.専門は
自然言語処理,人工知能,認知科学.最近の興味は,インテリジェント
コンテンツ等の情報インフラに基づくグラウンディング,およびその応用
としての文脈依存型情報サービス.
16:00-16:50[チュートリアル]<SIT02-1-8>
「マンナビの先端サービスと今後の展開」
福井泰代(株式会社 ナビット)<http://www.navit-j.com/>
概要:従来のカーナビに加え,位置情報サービスの進展と携帯,PHSの機能
の拡大,さらには無線LANのホット・スポット・サービスの開始等により,
マンナビゲーションの幅広いサービス市場が注目されている.
本講演では,マンナビゲーションサービスの実践的先端事例を通して,
その経営の動向と今後の市場展開の考え方を紹介する.
(内容:1. 市場とターゲット,2. 将来性,3. サービスのこれまでの
利用技術,4. 導入例,5. 開発中のマンナビ・サービスと新技術.)
ご略歴:株式会社 ナビット 代表取締役社長.1988年 成城大学 経済学部を
卒業後,キャノン販売入社.結婚,出産を機に退社.1996年「電車&
地下鉄のりかえ便利MAP」のアイデア考案.1997年 有限会社 アイデア
ママ 設立.1998年 「のりかえ便利MAP」が営団地下鉄,都営地下鉄,
ぴあ等に採用.1999年 東洋経済「ベンチャークラブ」「日本のネット
ベンチャー101」26番目に選出される.日経ウーマン「Woman of
the Year」ネット部門,リーダー部門 共に9位入賞.2001年 株式会社
ナビット 設立.株式会社 アイデアママのIT部門として営業譲渡を受け
独立.専門分野:駅情報,空港,バス路線等の情報提供.携帯電話を
通じて歩行者をナビゲートする,カーナビならぬ「マンナビ」サービス.
以上.
Last updated on Nov 20, 2002 by M. Arikawa