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| GISの先に〜空間情報科学〜 |
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ここまでの説明でGISの概略についてお話をしてきました。投影法に気を使わなくてはいけなかったり、入力するデータは紙地図を元にしていることが多かったりで、GISは地図と密接に関連していることがおわかりいただけたかと思います。 でも、ちょっと考えてみてください。どこで、何が起こっているのかを把握するために、本当に「地図」というフィルタは必要なのでしょうか?確かに地図は空間をわかりやすく表現する優れた手法の1つです。でもすべてが「地図」フィルタをかけなければならないのでしょうか。 もし、現象やモノをありのままにサンプリング、モデリングする手法があったら、もし地図にしなくても距離や面積を計算することができたら、もっともっと現実世界をダイレクトに理解することができるかもしれません。 また、私たちが把握したい現象やモノは、既存のGISで組み込まれているような投影法を利用した地図の世界だけに存在するのでしょうか?細胞や分子、原子レベルのミクロな世界から、地球を超えた太陽系や宇宙のマクロな世界にも知りたいことがたくさんあるはずです。 それらは位置や時間に密接に関係していることも多いでしょう。すでに存在している研究分野や「地図」という枠を超えて、もう一度位置や時間を理解しなおしてみたら、意外な発見ができるかもしれません。 地図を利用するかしないかに関わらない、既存の研究分野を問わない、空間を把握するための研究、それが空間情報科学の目指す場所なのではないでしょうか。
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